【HEBURAさんの夏山レポート♪】
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夏山に参加しなかったわしは何をしていたのか………
レポート形式でお送りします。
なお、体験に一切の脚色、訂正はしておりません。嫌忌する部分があるかもしれませんが、目をつぶってください。
22日、朝。5時に目が覚める。
うん、これなら遅刻するはずもない。
のんびり準備をする爺。朝飯を取り、十分な休息の後に駅へ向かう
そして電車に乗り込み、一旦大阪へ。しかもその電車の中で、コンピューター部のOBに出会う。なんでも、大阪コ○ケに行くそうだ。
いやあ、やはりこの部は濃いのう。
大阪駅に着き、乗り換えをしてから近鉄に。
ケチらず特急券を買う、けなげなわし。そしてのんびり四日市へ
なんと10時30分に近鉄四日市駅に着く。だが、この時爺は重大な間違いを犯していた。それは………集合時間を12時だと思っていたのである。
まっすぐJR四日市駅へ向かい、ベンチに腰を下ろす。誰が誰だかわからんため、のんびりそんな集団が出来るのを待つつもりだった。
堕餓死化視、
12時、10分前になってもそんな集団は出来ない!
(あたりまえだ、集合時間は1時なのだから)←そうるのしゃうと
ええい、どうする? いや、くよくよしている時間はない。
(一時間ぐらいくよくよしておけば………)←そうるのしゃうと
近鉄四日市が集合場所かもしれんではないか!
(なぜそういう思考にたどり着くんだ、自分!)←そうるのしゃうと
猛然とバスに乗り込み、一路近鉄四日市駅へ。
だが、そんな集団は見当たらない。窮したわしは、タウンページでネットサロンを探すことにした。
もういちど「ししまるのいえ」で確認するつもりなのだ。また、キャンプ場の
地名もわかれば、直接行くことも出来る。
ともかく、ここまで来て引き下がるつもりは毛の先ほどもなかった
一つだけネットサロンがあった! 電車に乗って行かなければならないが、もはやそんな事は問題ではない。急いで近鉄に乗り込んだ。
(このときJRに行っていれば………)←そうるのしゃうと
そして駅に着き、目的のネットサロンを探す。探し回ること約三十分、
妙なことに人はそんな物知らないと言う。
おかしい、そう思いながら一つのおもちゃ屋で聞いてみた。すると……
「ああ、そこならこの前つぶれたよ。」
そんなばななー!
思わず古典的なシャレを使ってしまいかねないほどのショックを受ける。
これで完全にオフ会への道は閉ざされた。
どうする自分?
とりあえず、重い荷物と、真夏の太陽と、たどり着けない苛立ちのせいで汗だくになっている自分に気づく。しかも、寝不足が今になってたたってきた。
もう歩く気力も起きない。しかたなしにわしは、近くのジャスコに入った。
気分がいい………
心底そう思う。冷房をこれほど心地よく感じるのは久しぶりだ。
そして休憩ベンチに寝転がり、しばらく眠った。
寝ていたのは一時間半ぐらいだった。目が覚めた理由は、ホームレスのおじさんがしきりに自分に話し掛けてくるせいだった。
わしは黙って手を振り、問答もしないうちに別れを告げる。
そして冷房で冷えた体を整えるため、荷物を背負い外へ出た。
これからどうする?
このまま帰りたくはなかった。時刻は昼の3時半。これでは馬鹿をやりに四日市まで来たようなものである。するとその時、誰かが言った。
大阪へ戻ろう。
「そうだな。」
自分は独り言をつぶやいて、駅に戻った。売店で栄養ドリンクを買い、一気に飲み干す。景気づけのつもりだった。
そして大阪への切符を買い、もう一度近鉄に乗り込む。
今度は普通電車に乗った。もう焦る必要はないのだ。
普通電車はのんびりのんびり大阪へと向かう。
途中で電車の待ちあわせのために、とある駅で停車した。
いい駅だった。見渡す限りの、山、山、山。山を通り抜ける風も、緑のにおいがして心地いい。その時、じじい精紳が発動し、思わず一句作ってしまった。
「近けれど、遠く見ゆるは、夏山か。」
うん、いい出来だ。
ようやく吹っ切れた。体をむしばんでいた苛立ちやストレスも、目にみえて消えてゆくような気がした。
電車はためらわず進む。道中一人の女性と行きずりになった。
自分と同じ17歳で、天理高校在籍だそうだ。
なんでも、里帰りらしい。
割と気があって話が盛り上がり、旅の疲れが癒された。
彼女とは奈良あたりで別れた。
そして今度は快速に乗り換え、一気に大阪を目指す。
着いたときには、もう7時だった。
とりたててどうしようかと思っていたわけではない。
大阪へは、ただ来たかったから来ただけなのだ。
とりあえず、重い荷物をコインロッカーへほうり込み、マンガ喫茶やゲーセンで時間をつぶした。
そして夜もふけ、1時ぐらいになったとき、地下に入る。
野宿をするなら地下がいい。こういう事にはなれていた。
適当な噴水の前に来て、柱を背にして座り込み瞼を閉じた。
するといきなり、金切り声が自分の耳に届く。
なんと隣で、30ぐらいの水商売系の女性が、うるさそうに説教しまわっているのだ。にらみつけてみるが、効果はない。当たり前だ、彼女の目が憔悴したようになっている。泥酔しているのは明白だった。
ほとんどあきらめたように立ち上がった。すると、噴水の前で立っている男性が、親指でさっきの女性を指してきた。わしは、「さぁ?」と言うような感じで肩をすくめた。お互いが笑った。
野宿はあきらめた。なによりもこの疲れた体が厄介だった。
やむをえず、カプセルホテルで泊まることにする。すぐにチェックインをすませ、着替えてから豪速球で布団に潜り込んだ。
夏山は今ごろどうなのだろう?
そんな事を考えながら、明日は日本橋でジャンクあさりでもしようと思った。
23日に続く………
22日に続き、23日の行動です。
カプセルホテルで、9時30分に目が覚めた。
まだ寝ていたかったが、疲れがとれていたのでそのまま起きることにする。
寝ぼけ眼でカプセルから這い出し、ジュースを買って胃の中へ流し込んだ。衣服は、荷物が手元に無かったので昨日の分をそのまま着る。無論………下着も靴下も!!(涙)
カロリーメイトを食べ、当初の予定通り日本橋へと向かう。
目的はジャンクあさり。家にパソコンも無いくせに………
暑い、とにかく暑い。日本橋は何度も来たことがあるが、この暑さは殺人的だ………。
収穫はほとんど無かった。なによりも、露店が出ていない。店を構えていると、そうそう犯罪的な物は売れない。だから危険な物は露店で売っているのだが、今回は一つも見つからなかった。とても悲しい。
お昼時になって、吉野屋の牛丼を食べる。そして、ネットサロンが見つかったのでそこに入った。
すぐさまパソコンを起動させ、「ししまるのいえ」を見る。その時わしは、驚愕の真実を知るのだった………。
『集合時間、一時』
!!!!!!!!!!!!←わしの心理状態
な、な、な、な、な、な、
そんなぁ………。(涙)
それ以上見ているのも恥ずかしくなり、残時間18分も放り出してネットサロンを飛び出した。
なんてことだ、やってしまった。
そんな単語が頭の中で何度も何度も繰り返される。泣きたくなった。
自分の阿呆さ加減を痛感した。とうとうボケたのかとも思った
地下鉄に乗って、JR大阪駅に戻ろうとした。
だが………降りる駅を間違えてしまった………。
もう一度乗るのも馬鹿らしいので、大阪駅までの2キロを歩いた。
大阪は汚い街だ。うるさい街だ。よく言われてる。
だが、この汚らしさがいまの自分の肌に合った。
いい街だと思ってしまう。汚いどぶ川の橋に立った。
旅はいい、これだからいい。
誰にも聞こえない程度に呟いてやった。煙りっぽい風が阿呆な自分の頭にしみた。
大阪駅に着いて、コインロッカーを開ける。一日ぶりの重い荷物だ。中を開けて目に入った、花火やコスプレセットが妙に懐かしかった。
姫路に帰るため、電車に乗った。異常に疲れた。
その時、電車の電灯が一斉に消えた。
闇夜の中、暗がりで走る電車。出来過ぎた偶然に、わしは神様とやらに少し感謝した。
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